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 この絵本の主人公、おやじちゃんは私の父をモデルに描きました。ある日、父親の顔を何気なく見ていたら
「なんかお父さんの似顔絵、描けるような気がする・・・。」
という気持ちになり、手元にあったメモ帳に描いてみると思いのほか似ているキャラクターが出来ました。
こうして「おやじちゃん」が誕生しました。

おやじちゃんのキャラクターは父はもちろん親類や友達にも評判が良く、そのことに気を良くした私はいつかおやじちゃんを主役にした物語を作ってみたいと考えていました。
おやじちゃん誕生から半年が経った頃、自分の将来について悩み、いろいろな事がうまくいかなかった時期がありました。自分が情けなくて、でもどうしようもできなくて。そんな日々が続いていたある日、自分の中の何かがプツンと切れ鬱々とした気持ちを吹き飛ばすかのようにおやじちゃんの絵本をいっきに描き上げました。出来上がった時、なぜだか涙があふれ、ベッドに顔をうずめながら大泣きしました。青春です☆
すっかり完全燃焼した私はとりあえず出来上がったことに満足していました。その後、うまくいかない事をごり押しすることはやめて、悩んでいた事からもこだわりを捨てることがだんだんと出来てきました。そうすると今まで全くうまくいかなかった物事がうまくまわり出し、出来上がった絵本を新風舎の絵本コンテストに出したことがきっかけとなり、思いがけず出版できることになりました。

今回のおやじちゃんの制作を通し、いろいろな人が応援してくれました。この絵本を出版することができたのは自分を支えてくれ、見守ってくれた人々のおかげです。心から感謝します。そして私はこれからこの恩をどうやって返していったらいいのか考えていかねばなりません。まずは完成した「おやじちゃん」をたくさんの人に読んでいただきたいと思います。この絵本を読んでくれた人が楽しい気持ち、安らいだ気持ちに少しでもなってくれますように。

おやじちゃんは私にたくさんの出来事を運んでくれました。
おやじちゃん、ありがとう。










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